2012/10/19

打上げの果てに・・・裏☆舞踊団 Part.2

裏本番(=打上げ) の最後は、記念撮影で慌しくなります。但し、私の場合は
デザートのメロンを食べながら、一ヶ所に立っていれば良かった。皆さんが
入れ代わり訪れて、ハイ!チーズ☆である。今年は公演テーマがドラキュラと
あって、記念撮影にはモンスター顔で応じました。
 
 仙台のダンサー・ヒゲーニョ ←つまり基本、コレね♪
  
さて、ほろ酔い気分で解散したのですが・・・。
打上げのお店は、公演を行った建物内にあります。この日は、同所にて、私が
演出のお手伝いをしている仙台向山高校・吹奏楽部さんのコンサートもござい
まして、彼らの帰る時刻とカブるかもな~、と思っておったのです。 案の定、
正面玄関へ向かう途中、遠くで彼らが最後のミーティングをしていました。
 
「いやーどうしよー。今しゃべったら、アルコール臭 しちゃうぜ。
 しかも、こんなフザけた格好で彼らの神聖なミーティングを汚してはならぬ!」
 
そう瞬時に判断した私は、隣を歩くMIHOへ隠れ、重なるように通り過ぎました。
けどね、見つかっちったにゃ~ん (ー∀ー;) 
おい!MIHO! お前さんが細すぎるんだよ、隠れきれなかったじゃん!!
 
「せんせー!!!」
キラキラとした爽やかな声で呼び止められ、学生さんたちが走ってこられました。
 
向山高校さんのコンサートも大盛況だったそうです。約800席のホールに777名
のお客様がお越しだったとか。大入りの上にラッキーセブンかぁ~。。。彼女たちの
目の輝きが、満足のいく良いステージだった事を物語っていました。
こんな一気に幸せを頂いて良いものでしょうかね。。。同じ会場で行われた2つの
ステージが、多くのお客様に恵まれ、興奮のひとときをご一緒できたのです。
 
去ってゆく学生さんの後ろ姿を見ながら、ああ神様感謝します的な感情が上がって
きたその時、隣に居るMIHOが言った。。。 「クスクス。どうせなら、隠れなきゃ
良かったですね。 隠れてる姿を見られたのが、恥ずかしいじゃないですか(笑)。
木村さんはどうやっても目立つんだから、堂々と歩いて見つかれば良かったですね」
だってさ。 なぬ?? もっともな言い分なので、ちょっと恥ずかしくなってきた。
  
 こそこそヒゲーニョ
 
 
◆MIHOのように、隙あらば、木村へツッコミを入れてみたい方、
↓募集中です。レッツ!プッシュ!!願います。なかなか隙がありませんけどね。

 
2012/10/17

裏☆仙台大衆舞踊団2012 Part.1

裏とは・・・舞台後の 「打上げ」 を指します。 舞踊団結成当初の数年は、打上げ
が恐ろしく盛り上がりました。チームに分かれたダンサーたちが、事前に用意した
余興を披露してくれるのです。いつ練習したのか・・・すっかり 「うちわネタ」 なので
他人が見て面白いかどうかは不明ですが、私は涙とヨダレ!?が止まらないほど
笑いコケたものです。
 
 仙台大衆舞踊団・結成当初の打上げ
 (↑↑これは、大騒ぎ時代の打上げ風景。本番の後も元気だ(汗)
 
それから、しばらくの後、幹事たちは気付いたのでしょう・・・ 「毎回余興だけで
終わってしまい、せっかくの食事を食べる時間も、歓談をする時間も無い」。
 
今年の打上げは、非常にハートフルなものとなりました。乾杯の後、テーブルごと
に歓談。そして、ダンス指導役の者たちが、個々にお話する時間がございました。
 
 仙台大衆舞踊団・打上げ
 (↑↑今年デビューの新人講師・SINO。頬を両手で押さえ、「泣き顔になるまい」
 と力づくで抵抗している。あの手の力を緩めた途端に、ふにゃ~と泣き出すのさ。)
 
続いて、出演者たちが舞台の感想を述べてゆきます。。。 が、これは、
参りますね~、私もほっぺたを手で押さえたかった (でも不自然だからヤメた(笑)
 
皆さんの感想を伺って思う事は、それぞれの方がそれぞれの立場で、大変深く
舞台活動に関わって下さっているな・・・という事。 こんなにも舞台を (その中には
ダンスや仲間も入ってますよ) 大切に思っておられるのか、と、私の心の中が
カーッと熱くなりました。
 
 出演者さんからの贈り物
 (↑↑出演者さんの思いが詰まったアルバム。
  心を込めて作られた事が一目瞭然で分かる!!)
 
私は打上げの挨拶で、皆さんに 「今年の舞台は一番、“孤軍奮闘” した感じが
無かった」 とお伝えしました。舞台には、膨大な量の仕事があります。人に頼め
ないものも多い・・・ 孤独な闘いを感じる時もあるのさ。
今年の出演者に特徴的だったのは 「お客様気分じゃないダンサーが多かった」
事でしょうか。ダンスの練習風景だけでなく、チラシやチケット配布の営業活動、
打上げ準備への全力投球などなど、とにかく何でも積極的に挑んでおられました。
更に出演者のみならず、受付専門チームも結成して頂きましたしね。その様子を
拝見して、「みんなで取り組んでいる」 感 が、私に大いに伝わりましてね。。。
例年と変わらぬ仕事量でも、何だか気が楽でさ、結構楽しくミシンこいでたよ~♪
皆さんに深く感謝するとともに、団体が益々成熟してきていると実感した1年でした。
 
 Kim69.jpg ← 真面目に挨拶をしたけれど、でもこの格好
 
◆ほほ~、打上げとは感動の現場なのですね。
↓是非、のぞき見てみたい・・・と思った方、レッツ!プッシュ!!願います。

 
2012/10/15

そんなバナナ!? Part.2

お待たせしました。先週の続きを♪
 
公演2日目の朝、照明さんからこのようなお話がございました。 「木村先生・・・
大変な事が起りました。実は照明の卓(たく) が壊れて、データが全て飛びました。
照明がまったく正常に動かないので、現状では、舞台の幕が上げられない、くらいの
状態です」 との事。照明の卓とは、沢山の照明機材をどの瞬間にどのように動かす
のか、を記録するものです。それがパソコンソフトのバグのように誤作動を起こし、
照明が成立しない状態となったのです。照明さん、ホール技術さんとも、出くわした
事のない重篤なトラブル。休日とあって、機械のメーカーもお休み。。。ええ~!
照明の機材なんて、土日祝に一番使われるでしょーよー。休みなんかい!?(怒)。
 
 仙台大衆舞踊団・リハ中
 (↑↑2日目のリハーサルより。)
 
「このまま直らない場合、どうなりますか?」 と伺いますと、手動でごくごくシンプル
な照明ならば可能とのお答え。なるほど、なるほど。むかーしの発表会みたいな
感じになるのであろう。ただ、私たちの照明さんはセンスが抜群に良い方なので、
有り得ない環境でも “無難” までやって下さると思いました。
 
舞台裏で照明さんと分かれ、その後、私の到着を待つ出演者のもとへ。
「昨日はお疲れさまでした。さて、今日ですが、会館始まって以来の大変なトラブル
が起きました。現時点では照明が動きません。照明まで整った舞台がベストだけど、
もしも本番までに直らなければ、私たちの笑顔とダンスだけでお客様を盛り上げ
ましょう!! 大丈夫、大丈夫。 私たちの舞台、面白いはずだから。」
あたくしは自信満々で、そう申し上げました。
 
 仙台大衆舞踊団・リハ中
 (↑↑2日目のリハーサル中。舞台で踊るメンバーに対し、大興奮している。
  前代未聞のトラブル を聞くも、この様子。。。)
 
さて、舞台本番が1時間後に迫った頃です。私たちの楽屋へ照明さんがいらっしゃ
いました。卓が正常に戻り、データを再び読み込んだとの事。しかし、ここに文章で
書くとたった1行の事ですが、照明のブースは修羅場だったに違いありません。
特にデータの復旧は至難の業だったはずです。
 
今回のトラブルで、私は益々 「この照明さんに私たちの舞台をお任せできて、
本当に幸せだ」 との思いが強くなりました。なんと申しますか・・・お仕事に対する
姿勢が、より鮮明に見えたのです。。。舞台にかけている私たちの思いを深く察し、
私が作りたい世界への充分な理解をお持ちです。舞台は総合芸術ですから、
照明が加わってこそ、夢の世界を完成させられるのですが、私たちの照明さんは、
高度に 「作品として仕上げる」 事を意識して下さっています。制作者サイドと
ご観覧するお客様、双方の感動や喜びをかなえて下さる方です。
 
 
 (↑↑本番当日に会って、チョロッと照明を当てる職人さんもおられますが、
  私たちの照明さんは、事前のリハーサルへ必ずお越しになります。そして、
  上の写真のような、膨大な照明レジュメを読んだうえで、どのシーンで、
  どんな照明を当てるかを考えて下さるのです。その照明を動かす手数が、
  普通の職人さんの倍以上ですからね~。何ともキメ細やかで・・・
  非常に凝った照明を作って頂いております。)
 
私は以前から、照明さんに絶大なる信頼をおいておりましてね。だから、変に
心配する事はなかったのです。私は 「神!!」 と呼んでおります。
ああ・・・好き♪ w(T∀T)w
  
◆今日の記事は、照明さんへのラブレターでしたね。ちなみに先方、女性ですよー。
↓「神は神でも、女神なのね~」 と思った方、レッツ!プッシュ!!願います。