2023/03/10

VHSと東日本大震災と…

さて、断捨離中のVHSビデオ。こんなのも
見つかりました… 20代の頃の仕事映像…
「みやぎ国体・競技別開会式の演出」
「仙台モーターショーのホンダブース振付」。
更にさかのぼり、ダンス1本で生きていく前
の会社員時代の映像まで発掘しました!?

FDC仙台ダンススクール&仙台大衆舞踊団

すっかり忘れてた、これらの映像の存在。
不思議な話がね…1週間ほど前、スクールへ
問合せを下さった女性がさ、モーターショー
の仕事でご一緒した方だったのですねぇ~。

そう。何かの意味を持っているかのような
タイミングってありますよね。

明日、3月11日ですね。東日本大震災の日。
震災同年の公演テーマは「邪馬台国」でした。
自然の猛威に立ち向かう人々を描いた作品。
舞台制作は震災前から始まっておりましてね。
地震が起きた時、"この舞台は上演しなきゃ
いけないって事なんだろうな" …と思った
記憶があります。

FDC仙台ダンススクール&仙台大衆舞踊団

(舞台仲間の皆さん。「邪馬台国」を見て
チームに加わったのが、KASHIなんだよ。
彼女はまるで、私の人生の "フラグ" みたい。
彼女がマイケル・ジャクソンのVHSを私に
回覧したので、私はプロダンサーになった。

舞台の方向性を変える決心をした頃、彼女が
先へ天に昇った。そしたらさぁ~、もぉ~、
あたしゃ、心の中ですらサボれなくなったよ。
"いつでも大切に舞台を作る" って心構えを
ゆるませちゃいかんな、と。慣れや惰性で
作ったら、彼女にはバレますからね 笑)


◆ヒトって肉体が無くなっても、
その人との関わりは続くものですね。
そして、以前より、もっと本音で、
お話しちゃいますよね?その人と。
↓ そうかもね。レッツ!プッシュ!!



【 大ソナタ悲愴 】
2022/03/11

中浜小学校へ ~震災から11年(2)

先日、山元町震災遺構 中浜小学校を訪問。
東日本大震災の大津波から、児童や地域の方々など、90人の命を守り抜いた小学校です。

いくつもの偶然が重なっている・・・って言葉。よく聞くし、中浜小にも当てはまりますが、
その内容は、私が想像できる範囲を越えた偶然の連なりです。詳細なお話を伺ってこそ、
初めて、その出来事の本当の凄みを感じる事ができました。

かつての民家を再現した立体地図には、込み上げるものがありましたね。瞬時に奪われる
日常。とてつもなく悲しい。(余談ですが。人は突然の災害で、命や日常を失う事がある
ワケですよね・・・どんなに防災しても。ましてや戦争を起こして、人間が自ら悲痛な現場
を増やすなんて愚かです。あってはならない事だと思わない人をどうしてくれよう。怒)

仙台のダンサー・ヒゲーニョのOFF

見学の最後に “震災当日、一夜を明かした屋根裏倉庫” へ入りました。私はココが一番、
リアルに感じましたね。コンクリートの床一面に、色んなものが散乱しており・・・
そばにあるものを見ると、太い油性ペンで「さいゆうき」と書かれたダンボールが。
平たく解体した状態で敷いてありました。ビニールヒモで作ったポンポンのような物や、
オーガンジーのスカート風の物、剣道の面??とかもあったような。

学芸会や運動会の道具と、それを仕分けしていたダンボール箱って事は、すぐに分かる。
敷ける限りのものを敷きつめて・・・。おとな達が必死に窮地を切り抜けようとした事、
一目瞭然でした。こども達に「大丈夫だよ」と言いながら、耳には届いていましたよね
・・・引き波の音が。不気味に響く音が。強い余震が何度も起こりましたしね。その中で、
心と身体を守り続けた事、涙が出てまいります。

震災遺構。私が知らないだけで、こんなにも大変な事が起きていたんだ・・・ と教わった
次第です。震災後に石巻・女川を案内してくれたFDC石巻の皆さんを思い出します。
あの時、知る機会を下さって有難うね。

知ったほうがイイんだ。でなきゃ、
考え始める事もないのだから。


◆震災遺構の防災的な価値を感じました。
↓ なるほど。レッツ!プッシュ!!



【 大ソナタ悲愴 】
2022/03/10

海のそば ~震災から11年(1)

出無精のアタクシ。これまで、年がら年中、
夏用のランニングシューズでした。
軽くて楽♪ 街へ行く程度なら大丈夫です。

しかし、この冬は、自然のそばへ行く。
G.T.HAWKINSのトレッキングシューズを
履いてみましたら・・・、足先が温かい・・・
あ!コレ!! しもやけに優しいじゃん♪

仙台のダンサー・ヒゲーニョのOFF

海のそばを、車で走っているとね、
みんな、同じ様相なんですよね。

海との境には、堤防が延々と続く。
堤防の手前には、のぺーっとした公園が定番。

だから、私は、どこを走っているのか、
分からなくなるんですよね。
(ん? それは地理に恐ろしく弱いから?)

「この辺は、ずっと、
 民家があったんだよ・・・ 沢山。
 全部無くなってしまった・・・」

どんな景色だったんでしょう。
それぞれの土地で雰囲気が違ってたのかな・・・


◆先日、宮城県の最南端にある山元町へ
行ってまいりました。中浜小学校へ・・・
↓ 明日へ続く。レッツ!プッシュ!!



【 玄奘三蔵 】