2018/05/24

思い出の “熱さ”

先日の日曜日、仙台向山高校・吹奏楽部さんの定期演奏会が開催されました。
今年も大盛況でしたね…、ホール後方の壁一面に、立ち見のお客様がおられる、という。

向山吹部さん×ヒゲーニョ

わたくし、向山さんの演出を担当して9年が経ちます。そして今回で最後となります。
歴代の先輩部員さんには、顧問でいらした保科先生が他校へ移動される報告とともに、
わたくしの事も話が届いていたそうで…、卒業生さんが駆けつけて下さいました。

懐かしいお顔を拝見して…、これがまた、社会人になっちゃってる子もいて…、
(TーT)うわっ!感動しちゃう。高校の先生って、こういう特典があるのね!?
(特典って表現も変ですけど、学校教師という職業ならではの喜びかな?と思うの。)

保科先生と卒業生の皆さんが、ハンパでなく真剣な時間を過ごしたからこそ、
“思い出” に熱さがあるっていうのかな~。だから、駆けつけてくれたんだよね。

FDC仙台ダンススクール&仙台大衆舞踊団

さて、定演の本番。わたくしが演出したシーンについて、わたくし目線の感想を。
『新1年生さんのダンス』で印象的だったのは、“笑顔” と “丁寧さ” です。
練習最終日よりもずっと揃っていたし、感情がこもっていたし、全員が笑顔だった!
グループで相談して磨きをかけた事、各自が“自分の持ち場”という意識を持った事…
とても良く伝わりました。「ありがとう!イイ顔して踊ってくれて!!」って思った。

それから、全部員さんによる演奏×お芝居×ダンスでお送りする『ライオンキング』。

この見事さを説明し切れん…例えば、間違いなく美味しいスポンジケーキ(=演奏)に、
「わ~♪ステキ~♪」と感激しちゃうデコレーションが施してあり(=主人公たち)、
これで完品だと思ってたら、最後にパティシエが花火を突き刺した(=1年生の大群)
…という感じ 笑。1年生がヌーの大群と岩の崖を作り、お客様を驚かせました。

部員の皆さん、バン!と終わった瞬間の拍手、どうぞ忘れないで下さいね。
あれが “大成功した時の拍手” です。皆さんのおもてなしが伝わった証し!!

最後に。。。改めまして。
この9年間、存分に、演出業冥利に尽きる時間を過ごさせて頂きました。
定演をご覧下さった全てのお客様に、心より御礼を申し上げます。そして…
長きに渡りご一緒させて下さった向山吹奏楽部様に、深く深く感謝を申し上げます。


◆向山さんの定演は、私にとっても、
“熱さを失わない思い出” です。
↓ 熱いぜ、のレッツ!プッシュ!!
2018/05/11

締め!でございます

昨日ご案内した、仙台向山高校・吹奏楽部さんの定期演奏会。
実は、今年をもちまして、わたくし、演出担当を卒業させて頂きます。
顧問の先生には以前よりお願いしていたのですけどね、そしたら私より先に先生が転勤。
「むむ! あとは、わたくしが最後まで見届けます!」 って使命感に燃えた次第です。

後輩のSINOを今回同行させたのは、この現場を見せておきたかったのも理由の1つ。
ダンス未経験の方々へ演出&指導をするのって、気遣いと仕事量が格段に多くなります。

例えば・・・楽器の演奏指導と、ダンス指導(振付師)では、仕事の過程が異なるんですよ。
音楽の場合は楽譜が存在しますが、ダンスには楽譜に相当するものがありません。
よって、振付師は、音楽で言えば、楽譜を作る(作曲する)所から仕事を始めます。

えー、この違いを 「洋服の着こなし講座」 に置き換えてみますと・・・
演奏指導の場合は、既製品の服(=楽譜)を学生さんに事前に買い揃えてもらい、
現場へ行った時には、着こなしのレクチャーから始められるって感じ。

一方、ダンス指導の場合は、学生さんのサイズに合う服をデザインし、縫い上げたら、
現地へそれを持ってゆき、それを差し上げるのではなく、洋服作り未経験の学生さんに、
1から作り方を教えて、完成させた上で、着こなしを教える・・・、ようなものなんです。
同僚のMIHOいわく 「果てしない。途方にくれる」。 そう。頭も身体も使いっぱなし。
演出の仕事に向いてそうなSINOには、この過程を知っておいてほしかったワケね。

FDC仙台ダンススクール&仙台大衆舞踊団

わたくし、向山さんの演出指導を9年、務めさせて頂きました(有り難き事です)。
学生さんは卒業で順次入れ替わりますが、不思議に年々、仕事がしやすくなりました。
先輩から伝わるもの、定演を見て入部する一年生・・・蓄積されるものがあるのですね。

前顧問の保科先生は度々 「泣ける定演を作りたい」 とおっしゃっていました。
うん!うちのダンサーは毎回、タオルハンカチ持参でしたよ。泣かされるので 笑。

販売する為に温室で育てられたバラ(プロ奏者)に感動するのは当たり前。
野に咲く花を上手に導いて、感動に値する形で披露する・・・余程の作戦と努力が要ります。
保科先生の情熱が如何ほどか、わたくし、分かります。
私も20年かけて育てているダンスチームがございますからね。愛着も相当湧いちゃうぞ。

わたくし、いつか、自分が育てたチームの公演を、客席から見るのが 「夢」 なんです。
自分が何年も重ねに重ねてきた仕事を、自分で味わう日・・・どんな気持ちなのかな~☆


◆あはは~、久々に、超長くなっちゃったぁ~ん♪お読み下さって有難うございます!
(そして、定演へお越し下さるお客様への御礼は、後日改めて。)
↓ あいよーのレッツ!プッシュ!!
2018/05/10

今さら天体観測を歌えるようになった

今年のゴールデンウィークも向山へ登りましたよ! “向山高・吹奏楽部さん” を訪問。
新一年生のダンス指導がメインです。入部早々、真っ先に覚えるのがダンスだという 笑

訪問1日目、日が当たる中庭、の、日陰を極力選んで♪、計5時間半、踊り続けました。
一年生さんのダンス曲は、テレビでよく耳にするヒット曲ばかりなのですが・・・
わたくしったらテレビを見ないので、年々、知らない邦楽が増えているんだよーん。

今回、100%歌えたのは “津軽海峡” だけ
Σ(゚д゚lll) ガーン!!
(歌詞に沿った振付のほうが、学生さんが覚えやすいので、私も急ぎ歌を覚えました。)

吹奏楽部の学生さんにダンスを教える時、毎回思いますのは・・・
カウントで説明する必要が無い。歌いながら教えられるからラッキー” って事です。

一般的なダンスレッスンでは、細かい音取りを覚えて頂く際に、例えば、
「ワン、エンド、ツーの、エンドで脚を出して下さい」 というように説明が必要です。
一方、音楽を記憶するのが得意な人へ教える場合は、メロディーを口ずさむだけでOK。

そもそも私が振付を作る時、カウントなんて数えておりませんからね~。
音楽に合わせて、つつーっと、振付が浮かんでくるワケですよ。
だから本来、歌いながら教えられるのがベスト。吹部さんらしい特徴だと思います。

FDC仙台ダンススクール×向山吹部さん2018

訪問2日目、定期演奏会のラスト演目となる “ライオンキング” を完成させました。
メインキャラクターを担当する学生さんも、演奏される学生さんも、新一年生さんも、
みーんな踊るんですよ!!大ホールのステージを大勢で埋め尽くして・・・圧巻です。

【向山吹奏楽部さん 第39回定期演奏会】
2018年5月20日(日)17時開演
宮城県民会館にて <入場料500円>


ああ( ̄▽ ̄)
客席から拝見するのが、ホンット楽しみ!
ね~♪ SINOさん♪ 
ね~♪ 保科先生♪


SINOさんには、今定演の演出と指導に加わってもらいました。
保科先生は、この3月まで向山吹部さんの顧問でいらした先生です。


◆明日、向山吹部さんの定演について、
改めてご報告したい事がございます。
↓ 何でしょ? のレッツ!プッシュ!!