2009/05/30

シナリオ制作 その2

今年の仙台大衆舞踊団は、サブタイトルが 「シンドバッド28世」
主人公には帆船で旅をさせたい、と思いました。
高いマストに真っ白い帆、風を受けて進む雄大な姿。
石巻にあるサン・ファン・バウティスタ号のような
昔の船を物語の舞台に決めました。
 
ところで、何故「28世」なのでしょう?それには理由があります。
シンドバッド1世の時代には、巨大帆船が未だ無かったのです。
帆船が大砲を積めるくらい大きくなったのは、16世紀以降。
社会科でも習うほどメジャーな時代です。
架空の物語を作るにしては都合が悪い。
ですから、主人公が生きる時代を一気に22世紀まで飛ばしたのです。
年数を計算した結果、28世に決定したワケ。。。
  
帆船を扱った映画もしつこく見ました。
ある映画は3度も見た上、殆どのセリフを書き写したほどです。
(アタクシを暇人と思いますか?凝り性と呼んで頂きたい。)
舞台演出には直接使わなくとも、
船乗りたちの生活や、帆船の操縦方法を知りたかったのです・・・
帆船には卵を取る為に鶏も乗せていた、とか、
雪が降った時には甲板で雪合戦をする、とか、
大砲の台座には「跳ねっ返りビリー」というニックネームが刻んである、とか、
そのような細かな事を知ると、私の頭の中の船員たちが生き生きとしてきます。
  

 
(↑↑子猫ちゃん、パソコン入力の手にじゃれる。)
 
シナリオ制作は非常に切ない作業です。
膨大な時間をかけて取材をする割には、メインテーマを浮き立たせる為に、
思い浮かべた物語をどんどん削ぎ落としていきます。
これ以上削れない所までいって、完成品です。
何でもモノ作りは近い事が言えますね。
例えば、写真で言えばトリミング(フレーミング)です。
決められた写真枠の中に、どの風景までおさめるのか・・・
  

 
(↑↑この作品、我ながらイイ写真だと思う。)
 
 
2009/05/24

シナリオ制作 その1

(^^)♪ 本日やっと!仙台大衆舞踊団のシナリオを書き上げました。
ダンス公演「仙台大衆舞踊団」は、物語り仕立てのダンスショーですから、
シナリオが必要なのでございます。
 
2007年のテーマは白雪姫、続く'08年のテーマは西遊記。
そして今年は「シンドバッドの冒険」をモチーフにした物語です。
毎年、テーマを決めるまでに、まず頭を悩ませます。
ステージがドラマティックに展開するか・・・を想像しながら、テーマを探します。
 
今年初め、アタクシはブックオフへ行き、お子様用の本棚へ直行。
そして、絵本を楽しむ母子に混じって、児童書を片っ端から開くのです。
絵本というのは、実に素晴らしい・・・「読む」必要がない。
ただ絵を見るだけで、おおかたの内容が分かります。
 
次の舞台では、どーしても
(´ε`;)う・・・海がやりたい  と思っていたので、
海が出てきそうな「ギリシャ神話」と「アラビアンナイト」を候補にしました。
 
ところが!です。
 
「ギリシャ神話」はシュールでした。
お話の結末は大体軒並み、主人公が星座になったり、
樹木になったりして終ります。さびすぃ~。
痛快なストーリー&ハッピーエンドを好む
楽天家のアタクシには、どうも合いません。
  
一方「アラビアンナイト」は少々ブラック。
目には目を、と申しましょうか・・・魔女の体を剣で真っ二つ、とか、
煮えたぎる油を流し込んで盗賊退治、といった惨殺シーンが。
また、結末はハッピーエンドなものの、
魔法の力を借りてお姫様や富を手に入れるパターンも多い・・・
「他力本願」な感じが、努力を重んじるアタクシには納得いかないのです。
  
( ̄ー ̄)この世に魔法なんて・・・無いんでちゅよ~♪
   
悩み抜いたあげく、
シンドバッドの末えいが22世紀に繰り広げる冒険ストーリーを自作しました。
まさに、勝手にシンドバッド!ララララララ♪ラララー♪
 

 
(↑↑子猫ちゃん、本のページをめくるたびにじゃれる。)
 
 
2009/05/14

出演ダンサー・オーディションのご報告

ここ数年開催している ダンス公演「仙台大衆舞踊団」
オーディションについてお話しましょう。
 
・・・とその前に、仙台大衆舞踊団というネーミング、
正直、イケてないだろう??
そして、フライヤーはこんな感じ↓↓
 

 
ここ仙台でも無数に存在するダンスイベントのチラシ。
いかにもダンス的なカッチョ良いチラシでは、群を抜く事はできない。
あえて抜群になる為のカッチョ悪さ・・・
 
ゆえに、オーディションへお集まり頂いた皆様には、
「ダンスは普通に踊りますので、ご安心下さい」と
お話するのが常となっております↓↓
 

 
仙台大衆舞踊団は、日頃、ダンスを学ぶ方々に対して、
スキルアップの機会と、本格的なステージに立つ機会を提供したい
・・・との思いからスタートしました。その活動も今年で3年目。
4/19(日)に開催した「出演者オーディション」を経て、
今年の全出演者37名が決定致しました。
 
過去の公演では、初めての参加となる方も多く、
「みんなで同じ振付を踊りましょうね♪」でしたが、
今年は経験者の含有率(!?)が高く、
更に様々なスクールやサークルの上級生が増えましたので、
各ダンサーのレベルや個性に応じたパート分けが可能になりそうです。
ヒゲ~ニョは、彼女たちに振付をする日が待ち遠しく・・・
 
も~お、ウハウハです♪