2010/04/13

行き遅れのひな祭り

職業がら活発に見られる私ですが、実は大いなる出不精(でぶしょう)でござい
まして、飲み会は公演の打ち上げだけ、旅行はここ数年行っておりませんね。
仕事以外ではパワーがもたない虚弱体質者なんです。そ~んな私にもついて
行けるのが “人生のベテラン奥様たちが集う日帰りツアー”。 4月5日(月)に
「やまがた雛のみちをめぐる~料亭玉貴のひな膳料理と雛流し」へ参加しました。
43名のうち、私が最も若かったはず(バッチリ行き遅れの私ですが、年齢ゆえ
「奥さん」と呼ばれる始末・・・)。
 
雛人形×ヒゲーニョ
 
大名家や商家の豪華なおひな様を沢山拝見しました。バスガイドさんによる
お話も楽しいですよ?皆さん、ばっけ味噌の 「ばっけ(フキノトウ)」。 何故
「ばっけ」と呼ぶのでしょうか?・・・実はその苦味から馬はフキノトウが大嫌い。
匂いを嗅ぐだけでも蹴っ飛ばすそうです。だから「馬っ蹴」。面白いでしょ??
 
ヒゲーニョのお気に入り
↑↑私のお気に入りはこの2体。写真左/コロッケさん似の五人囃子。つまり、
5人並んでコロッケさんです。写真右/二頭身という有り得ない造型に爆笑。
 
西川町:料亭玉貴にて
 
このツアーの目玉は「料亭玉貴のひな膳」。写真左のお皿に乗っているお料理は
ママゴト遊び級に小さいんです。1つのお品がキャラメル程度のサイズで、おひな様
という “女のお子さんのお祭り” にふさわしい演出がなされています。お味は素晴ら
しいのひと言!。お膳の隣には笹に乗せた “紙びな” が添えられています。願い事
を思いながら、紙びなに息を吹きかけた後、川へ流すのです。 
 
寒河江:最上蘭園にて
 
午後は蘭園へ。見事な蘭の他に、注目はここの主人。自作肥料の名は「SUGOI-
ne(スゴイ根)」です。蘭への愛が熱過ぎて、言わば蘭業界のムツゴロウさんです。
 
ツアーの最後は「広重美術館」。安藤広重(歌川広重)の作品が並びます。本物の
浮世絵を見たのは初めてですが、その色合い、繊細なラインに強く感心しました。
鉛筆で書くより遥かに細い線を木に彫るんですからね~。私にとっては “何でもっと
時間をくれないんだよ!”と思うぐらい、見学時間が足りませんでした。(同館にて
「江戸の切り絵遊び」の本を購入。江戸時代の「ニ八そば屋台」も担いでご満悦♪)
 
天童:広重美術館にて