2012/02/29

ダンス職人の心得(3) クセと個性の違い

若き指導者の皆様から時折り、「クセと個性の違い が分かりません」、または
「ある程度踊れているように見えて、どこを直したらいいのか分かりません」 との
ご相談を受けます。簡単にご説明できるポイントだけ、ここに記しましょう。
 
【初級クラスにおいて】 ダンスを始めて間もない方々は、大抵 “クセ” をお持ち
です。クラス全員がそうなもんですから、まず、ここで成すべきは 「全体的な直し」。
全員で踊った時に、“みんな、もっと大きく動いてほしい” とか “みんな、アクセント
が足りない” など、理想と違う部分が必ずあります。それを整えていきます。
中級クラスでは、少し難しい振付の中で、全体的な直しを行う事になります。
こうした学習の中で、各自のクセが次第に矯正されます。
 
 FDC仙台・ダンス講師
 それでも直りにくいクセは、丁寧に個別対応♪ by FDC講師
 
【中上級クラス以上】 振付をもらった時点で、ある程度揃って踊れるダンサーたち
が集うクラスですが、この頃までに残ったクセは大変シブトイものです。 また、
このレベルのダンサーの指導経験が無い講師にとっては、個性とクセが見分け
にくいかもしれません。ハッキリとした線引きをお望みでしょうから、敢えて両者の
境界線を明確に申しますと・・・ 「狙いでは無いものはクセ」 ですね。
 
音の雰囲気や抑揚に合わせ、自覚しながら行っていれば、それは狙いでやっている
事になります。 振付師が 「その狙いは方向性が違うからヤメてくれ。こうして
ほしい。」 と注文すれば、カメレオンのように、どうとでも方向転換できるのです。
一方、クセは狙いではないので、大体、どんな音楽の時にでも出てきてしまう、
その人独特のものです。方向転換はムリ。
 
そのような判断基準で見ると、見えてきませんか?どちらなのか。。。
 
先輩たちが後輩を見て、「○○ちゃん、イイよね」 と会話するのを小耳に挟みます。
私は意地悪くも心の中で 「果たしてそうでしょ~か~? あれは、ほぼほぼクセ
だぞ~」 などと思う事もある。クセと音楽がマッチすると格好良く見えるもんなん
ですけどね。でも、上へ行けば行くほど繊細な振付が増え、クセを抜かなければ
踊れないダンスも多々出てきます。修正は不可欠であり、それがワタクシ、
講師のお仕事なのでございます。
 
「全体的に何が足りないのか」、そして 「個々のダンサーの何を改善すべきなのか」
を見抜く力は、ズバリ磨けます!!素晴らしいダンスをよく見る事、受講生をしつこく
観察する事などで、是非、強い眼力 を育てて頂きたいと思います。
 
 目ぢからのススメ 良い目を持ちましょう♪
 
(近々、私が考える 「個性とは何か」 もお話します♪ ダンス関係者ではない皆様、
 余り面白い話題じゃなくてゴメンアソバセ~ (T∀T)/
 
2012/02/27

FDC御一行様☆香港ツアー⑩

FDCダンサーズ☆香港旅行レポート、「旅行3日目・元日の夜」 です。
 
◆ピークトラムで山頂へ。この山 「ヴィクトリア・ピーク」 は、香港の “100万ドルの
夜景” を眼下に眺められる場所。ニューイヤーズ・ホリデーの観光客で、一層混雑
しておりました。。。にも関わらず、私たちはココで待合せをしていたのです。
ツアコン・ヒゲニョスが人波をかき分けて連れてきたのは、途中参加の3名。
 
 FDCダンサーズ集結
 (↑↑無事合流できた喜びの瞬間です。英語堪能なKEIKOが、初海外の2人を
 引率。新婚さんだったりするもんですからね~♪、家族や恋人と大みそかを共に
 過ごした後で、元日の夕方には香港へ。ニャロ~、いいトコ取りじゃね~か(笑)
 
「香港100万ドルの夜景」 を見下ろすと、こんな感じですね。
高層ビル群が霜柱!?のように、キラキラと隙間を空けずに建っております。
 
 香港100万ドルの夜景
 
◆山を降りる時には、12名に増えた私たち。今夜は、「海鮮屋台」 で夕食です。
船で食事・・・ と聞いておりましたので、湾内を回遊するのか、と思いきや、岸から
離れた小船は、ほんの100m先でお互いに連結されて終了。ただ湾に浮いている
だけの状態って事さ。でも、この海鮮屋台、香港のお食事処で私至上NO.1だな♪
 
遠くに見えるビル街のネオン。一方、こちらは屋台のお客しか居ない静けさと、
海の上である事を感じさせる風が大変心地よい。ここのお料理は、「海のそばで
生活する人たちは、海の素材の美味しい調理法をよく心得てますな~」 と
感動させるお味でございます。
 
 香港の海鮮屋台にて
 (↑↑テーブルにはビニールが敷かれている。大量に出るエビやカニの殻は、
 皿ではなく、テーブルに放置して良いのだ。エビを触ると手がカユくなるワタクシ。
 心優しい人々が、むいたエビを私にお供えして下さいました。
 必ずや、木村地蔵のご利益があるでしょう。)
 
こちらのお料理はビールにベストマッチ!!。何本も空けてしまう缶ビール・・・
という事は、ネイチャーコール(おトイレ)も近くなりますね。 でも大丈夫♪
小船の最後尾に、簡素ながら充分な設備があります。
 
 小船のWC
 (↑↑カーテンを下ろし、洋服の試着室みたいに。)
 
微風でカーテンがなびくスリリングな環境。屋台のお母さんがお手隙の時には、
カーテンの開閉口を手で押さえてくれる・・・けど、中に居る私からお母さんの顔、
少し見えました(笑)。カーテンの長さに余裕が無いんでしょうか。余裕が無いのは
横幅だけでなく、縦も短めなので、背が高いSINOの場合はカーテンの上からオデコ
が見える!?。 妙な盛り上がりのトイレ休憩。。。さほど用が無くとも、全員GO!
 
 割り勘キラー・AKARI
 (↑↑日本で 「割り勘キラー」 と呼ばれているAKARI。この旅行でも、その胃袋
 の威力をいかんなく発揮し、全てのお皿を完食に仕上げてきました。 しかし、
 弱点が発覚。骨や殻が邪魔をして、バクバクと食べれない料理に出くわすと、
 元気がなくなるのです。ビールも効き、眠くなって、ペースダウン。)
 
 一同、大満足の元日を終了!! 
 
 FDCダンサーズによるダチョウ人間
 
・・・じゃ! To be continued.
 
 
◆香港マカオに行きたくなった方、レッツ!プッシュ!!願います。

 
2012/02/24

FDCスタジオ、今年のお雛さま

FDC仙台は、女性専用のダンススタジオ♪でございますので、
今年もショーケースに お雛さま を飾っております。
母は何故か沢山のお雛さまを持っておりまして
(その割りに娘たちは大幅に行き遅れておりますが)、
コレクションの中から 「木目込み」 の逸品 を借りてまいりました。
 
 FDC仙台スタジオのお雛さま
 
木目込みは、木で作ったフォルムの上に布が貼られており、
衣装を着せてある普通のお雛さまに比べて、
着物の流れがドラマティックに見えます。
お雛さまの嫁入り道具(一般の物よりややミニチュア)も
一緒に飾りましたので、是非ご覧下さいませ。
 
 木目込みのお雛さま
 
ヒゲーニョ家の初代お雛さまは、カラフルな積み木に画用紙のお顔をつけたもの
でした。積み木が縦長じゃなかったので、全ての人員が “太っちょ” でしたね
(というか、ほぼ正方形)。 ピンクや黄色といったカワイイ色彩が印象的で・・・、
あれはかなり小さい頃の出来事だと思いますが、未だに覚えています。
三角おにぎりのお雛さまもあったな~、普通のおにぎりの隣に、
桜でんぶ(ピンクのふわふわ)が乗ったおにぎりが並んでいるだけ(笑)。
母ちゃん・・・、アレがお雛さまに見えるためには、想像力が必要でした。