ダンス職人の心得(3) クセと個性の違い
若き指導者の皆様から時折り、「クセと個性の違い が分かりません」、または
「ある程度踊れているように見えて、どこを直したらいいのか分かりません」 との
ご相談を受けます。簡単にご説明できるポイントだけ、ここに記しましょう。
【初級クラスにおいて】 ダンスを始めて間もない方々は、大抵 “クセ” をお持ち
です。クラス全員がそうなもんですから、まず、ここで成すべきは 「全体的な直し」。
全員で踊った時に、“みんな、もっと大きく動いてほしい” とか “みんな、アクセント
が足りない” など、理想と違う部分が必ずあります。それを整えていきます。
中級クラスでは、少し難しい振付の中で、全体的な直しを行う事になります。
こうした学習の中で、各自のクセが次第に矯正されます。

それでも直りにくいクセは、丁寧に個別対応♪ by FDC講師
【中上級クラス以上】 振付をもらった時点で、ある程度揃って踊れるダンサーたち
が集うクラスですが、この頃までに残ったクセは大変シブトイものです。 また、
このレベルのダンサーの指導経験が無い講師にとっては、個性とクセが見分け
にくいかもしれません。ハッキリとした線引きをお望みでしょうから、敢えて両者の
境界線を明確に申しますと・・・ 「狙いでは無いものはクセ」 ですね。
音の雰囲気や抑揚に合わせ、自覚しながら行っていれば、それは狙いでやっている
事になります。 振付師が 「その狙いは方向性が違うからヤメてくれ。こうして
ほしい。」 と注文すれば、カメレオンのように、どうとでも方向転換できるのです。
一方、クセは狙いではないので、大体、どんな音楽の時にでも出てきてしまう、
その人独特のものです。方向転換はムリ。
そのような判断基準で見ると、見えてきませんか?どちらなのか。。。
先輩たちが後輩を見て、「○○ちゃん、イイよね」 と会話するのを小耳に挟みます。
私は意地悪くも心の中で 「果たしてそうでしょ~か~? あれは、ほぼほぼクセ
だぞ~」 などと思う事もある。クセと音楽がマッチすると格好良く見えるもんなん
ですけどね。でも、上へ行けば行くほど繊細な振付が増え、クセを抜かなければ
踊れないダンスも多々出てきます。修正は不可欠であり、それがワタクシ、
講師のお仕事なのでございます。
「全体的に何が足りないのか」、そして 「個々のダンサーの何を改善すべきなのか」
を見抜く力は、ズバリ磨けます!!素晴らしいダンスをよく見る事、受講生をしつこく
観察する事などで、是非、強い眼力 を育てて頂きたいと思います。
良い目を持ちましょう♪
(近々、私が考える 「個性とは何か」 もお話します♪ ダンス関係者ではない皆様、
余り面白い話題じゃなくてゴメンアソバセ~ (T∀T)/
「ある程度踊れているように見えて、どこを直したらいいのか分かりません」 との
ご相談を受けます。簡単にご説明できるポイントだけ、ここに記しましょう。
【初級クラスにおいて】 ダンスを始めて間もない方々は、大抵 “クセ” をお持ち
です。クラス全員がそうなもんですから、まず、ここで成すべきは 「全体的な直し」。
全員で踊った時に、“みんな、もっと大きく動いてほしい” とか “みんな、アクセント
が足りない” など、理想と違う部分が必ずあります。それを整えていきます。
中級クラスでは、少し難しい振付の中で、全体的な直しを行う事になります。
こうした学習の中で、各自のクセが次第に矯正されます。

それでも直りにくいクセは、丁寧に個別対応♪ by FDC講師
【中上級クラス以上】 振付をもらった時点で、ある程度揃って踊れるダンサーたち
が集うクラスですが、この頃までに残ったクセは大変シブトイものです。 また、
このレベルのダンサーの指導経験が無い講師にとっては、個性とクセが見分け
にくいかもしれません。ハッキリとした線引きをお望みでしょうから、敢えて両者の
境界線を明確に申しますと・・・ 「狙いでは無いものはクセ」 ですね。
音の雰囲気や抑揚に合わせ、自覚しながら行っていれば、それは狙いでやっている
事になります。 振付師が 「その狙いは方向性が違うからヤメてくれ。こうして
ほしい。」 と注文すれば、カメレオンのように、どうとでも方向転換できるのです。
一方、クセは狙いではないので、大体、どんな音楽の時にでも出てきてしまう、
その人独特のものです。方向転換はムリ。
そのような判断基準で見ると、見えてきませんか?どちらなのか。。。
先輩たちが後輩を見て、「○○ちゃん、イイよね」 と会話するのを小耳に挟みます。
私は意地悪くも心の中で 「果たしてそうでしょ~か~? あれは、ほぼほぼクセ
だぞ~」 などと思う事もある。クセと音楽がマッチすると格好良く見えるもんなん
ですけどね。でも、上へ行けば行くほど繊細な振付が増え、クセを抜かなければ
踊れないダンスも多々出てきます。修正は不可欠であり、それがワタクシ、
講師のお仕事なのでございます。
「全体的に何が足りないのか」、そして 「個々のダンサーの何を改善すべきなのか」
を見抜く力は、ズバリ磨けます!!素晴らしいダンスをよく見る事、受講生をしつこく
観察する事などで、是非、強い眼力 を育てて頂きたいと思います。

(近々、私が考える 「個性とは何か」 もお話します♪ ダンス関係者ではない皆様、
余り面白い話題じゃなくてゴメンアソバセ~ (T∀T)/