ダンス職人の心得(4) 個性って何?
私の専門は、ジャズダンス。このダンスで最も素晴らしい状態は 「音そのもの に
なって踊っている状態」 です。まるで 「その踊り手から音楽が発せられている」 か
のようなダンスが理想なのです。 そして、職業ダンサーに求められる側面が、
振付師の表現したい世界 を忠実に再現できる能力です。
いずれにしても、音楽や振付師の意図を体に宿らせるがダンサーの役目って事
ですね。 ですから、優秀なダンサーは、あらゆるニュアンスを自在にかもし出せ
ます。 (名役者と呼ばれる人々もそうですね。作品によって別人格に見える。)

ここで、ダンサー自身の 「個性」 について考えてみましょう。
ダンスを習得する過程では、身体を正しく操る方法を教わり、講師や振付師の望む
踊り方を正確に実現できるよう練習していきます。時に、「私は “私のダンス” を
確立させたいの。好きに踊らせて。」 と思うダンサーも居るかもしれません。
でも、その意見に、私は反対です。
大丈夫さ。個性なんぞ消えはしない。
基礎、伝統、新しい技能・・・沢山の良いものを取り込んだ上で、
なおも残ったものが個性じゃないかい??
その過程で消えてしまうものなんて、大した事はねぇ~、捨てちまえ。
・・・と思います。 “自分のダンス” を考えるのは、腕を上げてからで充分♪
料理人でも音楽家でも、道を極める世界は何でも同じでしょうけどね。
(私の場合、無理やり個性を作る気はありません。素晴らしいものを追求する
過程に、個性が反映される・・・ と思っているのです。)
世界的バレエダンサーの熊川哲也さんがジャズダンスを踊る姿を拝見した時、私は
生意気にも 「ああ、もっと遊びがほしいなぁ~。お隣の外人ダンサーさんのほうが
面白いわ」 なんて思いました。これは、熊川さんの個性より、お隣のダンサーの個性
が好きだった、という、私の好みの問題でございます。つまり、一流、と申しますか、
ハイレベルなダンサーにおいて初めて 「個性対決」 が成立すると考えます。
(だからね、小さな世界で “俺のダンス” にこだわってる場合じゃないですぞ。レッツ修行!!)
---------------------------------

こんなお話をすると、うちに面倒くさい子が居るみたいですが、ま~ったく居ません
(笑)。考えた事すら無いんじゃないかしら?? ただ “上手くなりたい” 一念で必死
なのです。舞台を毎年ご覧下さるダンス通のお客様から、成長をお褒め頂いたうえ、
こう言われました 「先生の所の子たち、みんな素直でしょ?」。 嬉しいお言葉
でしたね。そうなんです、うちの子たちは竹のように真っ直ぐ伸びております。
タケノコ諸君!君たちは大変順調だぞ♪(^∀^)/
なって踊っている状態」 です。まるで 「その踊り手から音楽が発せられている」 か
のようなダンスが理想なのです。 そして、職業ダンサーに求められる側面が、
振付師の表現したい世界 を忠実に再現できる能力です。
いずれにしても、音楽や振付師の意図を体に宿らせるがダンサーの役目って事
ですね。 ですから、優秀なダンサーは、あらゆるニュアンスを自在にかもし出せ
ます。 (名役者と呼ばれる人々もそうですね。作品によって別人格に見える。)

ここで、ダンサー自身の 「個性」 について考えてみましょう。
ダンスを習得する過程では、身体を正しく操る方法を教わり、講師や振付師の望む
踊り方を正確に実現できるよう練習していきます。時に、「私は “私のダンス” を
確立させたいの。好きに踊らせて。」 と思うダンサーも居るかもしれません。
でも、その意見に、私は反対です。
大丈夫さ。個性なんぞ消えはしない。
基礎、伝統、新しい技能・・・沢山の良いものを取り込んだ上で、
なおも残ったものが個性じゃないかい??
その過程で消えてしまうものなんて、大した事はねぇ~、捨てちまえ。
・・・と思います。 “自分のダンス” を考えるのは、腕を上げてからで充分♪
料理人でも音楽家でも、道を極める世界は何でも同じでしょうけどね。
(私の場合、無理やり個性を作る気はありません。素晴らしいものを追求する
過程に、個性が反映される・・・ と思っているのです。)
世界的バレエダンサーの熊川哲也さんがジャズダンスを踊る姿を拝見した時、私は
生意気にも 「ああ、もっと遊びがほしいなぁ~。お隣の外人ダンサーさんのほうが
面白いわ」 なんて思いました。これは、熊川さんの個性より、お隣のダンサーの個性
が好きだった、という、私の好みの問題でございます。つまり、一流、と申しますか、
ハイレベルなダンサーにおいて初めて 「個性対決」 が成立すると考えます。
(だからね、小さな世界で “俺のダンス” にこだわってる場合じゃないですぞ。レッツ修行!!)
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こんなお話をすると、うちに面倒くさい子が居るみたいですが、ま~ったく居ません
(笑)。考えた事すら無いんじゃないかしら?? ただ “上手くなりたい” 一念で必死
なのです。舞台を毎年ご覧下さるダンス通のお客様から、成長をお褒め頂いたうえ、
こう言われました 「先生の所の子たち、みんな素直でしょ?」。 嬉しいお言葉
でしたね。そうなんです、うちの子たちは竹のように真っ直ぐ伸びております。
タケノコ諸君!君たちは大変順調だぞ♪(^∀^)/