2013/01/21

棒読みダンス!?

中上級者対象のワークショップを、1月13日(日)に開催致しました。
 
テーマ 『音そのものになって踊る』
ジャズダンサーは “音に合わせて踊る” のさらに上、“音そのものになって踊る”
状態が最高なのです。身体が音楽を奏でているかのように見えるダンス・・・
その為には、ダンスを踊りこなせる力量のみならず、細かな音の数々をひろえる耳
と、音楽に宿る気持ちを “目に見えるダンス” という形に変換するセンス(表現力)
が必要になります。振付を覚える段階でテコズっていては、表現力を磨く練習に
時間が割けません。よって、参加対象は、中上級者以上となりました。
 
 仙台のダンサー・ヒゲーニョ 講師は、もちろんヒゲーニョ♪
 
さて・・・“振付を早く覚えられる人だけ” という、プレッシャーがかかる募集資格で
集まった受講生さんは、計11名。 まずは、その勇気を 「買い!!」 ですね。
 
普通のレッスンでは、カウントを数えながら振付をお教えします。 「ワンで右手を
出して、ツーで降ろす。スリーで・・・」 といった感じです。が、今回のレッスン使用曲
は、ボーカルが “語るように歌っている” ので、均等なテンポはありません。
ま~ったくカウントを数えずに、ボーカルの歌い方に沿ってのみ、振付を伝授。
 
だから、アタクシ、ずっと歌っておりましたよ(笑)。 「(ボーカルが)こう歌っている
から、動きはこのように」 というアドバイスの連続。このアドバイスを受ける前は、
ある者は “大あじ” な踊り方で、繊細な音を拾えていなかったり、ある者は
“抑揚の薄い” 踊り方となり、演説で言う所の “棒読み” みたいなダンスに
なっているワケです。ボーカルの歌い方は非常に繊細で、心がこもっている事を
感じ取れます。ダンスも同じく繊細に、緩急豊かに、流れるようなダンスでなければ
ならないのですな~。
 
このワークショップで、“音楽をとらえるコツ” をつかんでくれたら嬉しいと思います。
 
 
◆FDCの上級生は、難しいほど面白さを感じる者ばかり♪教えがいが有ります♪
↓木村のウキウキした心を察して下さる方、レッツ!プッシュ!!願います。