2013/12/06

木村スープ ~ダンス美学③

本日、3連チャンの記事、最終日です。
昨日、各ダンスのルーツに応じて 「最良」 が存在する、と申しました。
例えば、こういう事です。
 
 土地の神との交信が目的だったアフリカ系のダンスは、地面に近い踊り方。
 一方、西洋のバレエは、重力から解き放たれたように、
 上へ向かってゆくダンスです。
 
 アフリカ系のダンスは、エクスタシーが増せば増すほど、
 全ての関節をバラバラに揺らしまくるのが素晴らしい。
 一方、バレエは、全身が統一された状態にこそ、美が宿ります。
 
ダンスのジャンルによって、「美のベスト」 が違いますよね。
  
まあ、そういう “技能につながるコツ” が分かってきた上で、今、実感します
・・・ダンスは技術を見せるのではなく、技術を使って心を見せるのだ、と。
  
当たり前の事を言いましたけど、これ、実現するのは容易じゃないですよ??
自分的には入魂してるけど、お客様にはそう見えてない、な~んて事もあるわけ
(技術不足、センス不足、理由は様々)。 ちょっとした間の取り方や、
繊細な身体のラインで、深い感情がかもし出されたりするんですよね・・・
 
私はこの 「練り上げられた絶妙な美しさ」 に憧れ、
追い求めてきたんですね~、娘時代から。
 
 仙台のダンサー・ヒゲーニョ木村
 
さあ、初日の問いに戻ります・・・
「天然の美しさ」 VS 「練り上げた美しさ」 について。
 
 “若さが放つキラめく美しさ” は旬のもの。
 フルーツと同じで高価よ~♪ 見逃してはなりません。
 
 “ベテランならではの美しさ” は、じっくり煮込んだスープとか、
 秘伝のタレみたいに深い味わいとコクがあって・・・、やっぱ高価よ~♪
 
 はい!甲乙付けがたし。
 
 
◆さんざん語ったワリに、結論は 「ダンスには見どころがいっぱい」 で終了。
↓木村スープ、いいダシ出てまーす♪ レッツ!プッシュ!!