2015/02/12

講師はシュッシュで行こう!!

ダンス技能を磨くために必要なのは、
本人の鍛錬と “良きアドバイザー” の存在です。

ダンサー本人からは見えにくいのが、客観的な視点。
バック駐車と同じようなものです。「オーライ、オーライ、もっと右~!!」 と
声をかけてもらえば、理想的な場所に落ち着けるでしょう。

外からダンスを観察した人に、 「今、こうなってるから、もっと、こうしたら
良く見えるわよ」 と誘導してもらえば、早く理想のポイントへ近づけます。

“直す(調整する)” という工程がいかに大事なものであるか、
振付コンペ(先週月曜のブログ) を例にとっても明らかですね。 
調整前と後では、ダンサーの見た目のレベルが数段違うのですから。

ダンス講師という職業にあって “指導をしないのは罪” ですな。
振付を単に伝えるのは大した事ではなく、
コツの解説や直しといった誘導(=指導)こそが仕事の核ですよね。

 仙台のダンススクール・FDC講師

FDC講師の反省会では、こんな話も出ました。
講師は軽く踊っていてはイカン、と。

例えば、プロダンサーに振付を伝えるなら、さらっと踊り、
振付の意図をちょろっと話せばいいでしょう。プロは瞬時に理解し、
音をかけたとたんに、ほぼ完璧に踊ってみせるからです。

が、プロでない限りそうはいきません。受講者さんの前で、
講師がさらっと踊ったら、「そういうダンスなんだ、ガッテン!」 とばかりに、
受講者さんたちはハキの無い踊りになってしまうでしょう。

講師は見本であります。
やりすぎぐらいに踊って、 「もーっと、こうだーーー!!」 と示せば、
受講者さんも 「あ?そんなにやらなきゃダメ??」 とお気づき下さるでしょう。
受講者さんが、ご自分の限界まで身体を使ってみて、
その先に次のステップが待っているのです。

ダンス講師の皆さん・・・ シュッシュのごとく、パワー全開ですよ!!


◆シュッシュとは・・・ 松岡修造さんの事です(笑) 
シュッシュのカレンダー、異例のヒットだとか。
↓ スマッシュのように華麗なレッツ!プッシュ!!を。