2015/07/17

上を見すぎて下暗し ~上昇志向の落とし穴(2)

本題はここから。
初級の振付をレッスンでお教えする場合、
まず 最初の1レッスンは 「コース(振付順)」 をお伝えします。
おおむねコースを覚えたな~、と思った時点から、
「運転の操作(踊り方のコツ)」 へ進んでゆくのです。

舞台本番でカッコ良く踊っているアノ人もコノ人も、
「コース」 を覚えただけの時点では、初級者っぽく見える
・・・って事、実は多いのでございます。
それが、簡単な初級の振付であっても、です。

(もちろん、本当の初級者さんよりは踊れるけれど、
舞台本番で踊る時のようなレベルに達しないのです。
踊り方のコツの指導に入って、ベテランらしく見えてくる。)

 仙台のダンススクール・FDC

「初級コース」 を覚えて、即、レース本番に出場できるのは、
講師ぐらいと言っても過言ではありません。
一発で、“お金を出して見るダンス” に達する・・・

だから、思うのです。 どんなレベルのダンサーにとっても、
難しい振付について行けるようになるのも大事だけど、
簡単な振付を踊りこなせるようになるのも大事ですよ、
と。

初級の振付であっても カッコ良く踊れない部分・・・
それこそ 「欠点があからさまになった状態」 なワケです。

油断大敵でございます。 ぜひ、上だけじゃなくて、
足元も丁寧に見る価値、大有り!! 


◆油断してる意識が無くても、360度のどこかに
目が届いていない場所があるかも。常に感度マックスで。
↓ ヘビーなお話の後に、レッツ!プッシュ!!かたじけない。