2015/12/08

雑味のない極上 ~目に見える個性(2)

さて、前回は、私が考える個性の一例をお話しました。
ちょうどYahoo!で紹介されたツイッターに最適の話が。

 みんなで 「晴」 という字を書くと、はね方や止め方などが違い、
 一つとして同じにはならない。それが個性です。 でも、
 「晴」 と書く所を 「雨」 と書いたのは、個性ではない。

おおお(@∀@) 分かりやすい!! そういう事ですよ。

ダンスにおける個性 って、技術と表現力の操り方 に出ますよね。
わたくしも、表現したい内容に沿うよう、
スピードや関節の角度をコントロールしております。

例えば、この時。
“今、身体を前につっこんでます” と見せたかったので、
膝を身体にぶつけるくらいまで持ち上げました・・・

 仙台大衆舞踊団リハーサルより

この振付、膝をあげて、両手を斜め上で開くんですけどね、
あるダンサーは、「パー!!」 と華やかに開く事を意識し、
私は、「ブアーー!!」 とダイナミックに開く事を意識しています。

前へ突っ込み、手を天に、脚を地にストレッチしながら踊ると、
全身に力がみなぎって見えるんですねー。 この時の曲、私の耳には、
管楽器の勢いある音色が印象強く、そのように踊りました。

 仙台大衆舞踊団リハーサルより

“曲を目に見える形にする為にどう踊るか” という 作戦が表現力
その作戦を達成できるかどうかは、技術力にかかってきますね。

全ての関節を自由自在に使いこなせれば、表現の幅も広がります。
柔軟性と、強い筋力と、正しいフォームの獲得!
日々のレッスンで目指しているのは、 「それ☆」 でございます。
(まずは 「晴」 の範疇に入ろう! さすれば、筆跡の味も引き立つ。)


「それ☆」 が整えば整うほど、
アナタらしさ 「個性」 がクリアに見えてきますよ。

“雑味のない極上” ってヤツです。
↓ お酒みたいっすね、と思う方は、レッツ!プッシュ!!