2016/04/15

絶妙な表現者 ~やみくもに踊るなかれ(3)

さて、 「鏡が大事だ」 というお話の続き。。。

身体の角度を鏡を使って直す、というのは初歩ですが、
上級者になれば、より高度なものを要求されます。
振付師の “伝えたい事” を再現 できているかどうか」
を調整していく事になるのです(鏡でチェックしながら)。

ダンスの振付というのは、角度はもとより、
間合い、緩急や強弱といった繊細な動かし方の違いで、
気持ちや心を目に見える形にしてゆきます。
逆に言えば、繊細な動かし方が出来ていない場合、
外から見ても、心は正しく伝わらないワケです。

やみくもに踊るなかれ。
繊細に 「間違い探し」 をする人には、絶妙な表現者 が多いです。

一番上のクラスでね、ダンサーたちが踊る様子を見ていると、
「あ~、○○ちゃん、細かい動きも取り入れてくれたぁ~。
 よく気が付いたなぁ~、この振付のこだわりポイントを。」
なんて思う事があります。 どんどん理想の形に近づいてゆく。

 仙台大衆舞踊団ムービーより

ダンスが上手くなるって、タイヘン!!
そうお感じの方もおられましょう(FDCの大多数がそう!?)

今日はヘアスタイルが決まったぁ~、ごきげ~ん♪ とか、
お肉食べてきたから、馬力出そう♪ みたいな 「気分」 では
上手くなりませんもんね~。 本格的に学ぶほどモンモンとする。

でもね、上達するには 「どう踊ると、どう見えるのか」 という手法
会得する他ないのですよ~。 謎を解き、身につける。
今や講師となったSINOいわく、 「モンモンも楽しい」。
その通り☆ 私も解読する楽しさのほうに心を奪われたので、
ここまで来たのだと思います。


◆わたくしの経験上、前進しない人を見た事が無い。
自信を持って言えるのは 「みんな、上手くなってる」 って事。
↓ 楽しい苦行ですな。 そう思う方はレッツ!プッシュ!