2018/11/13

絶対服従なのです

今月のダンス動画「STAY」。レッスンご受講者さまからのオススメ曲なんです。
本日は、わたくしが、どういうつもりでコノ曲を振り付けたのか、聞いて頂けますか♪

まず曲の冒頭。音を聴きながら、なびきたく!?なりました。歌詞は「風向きのように、
あなたの考えも変わるといいのに」との事。なるほど、揺れたくなるワケですよ。

続くBメロは軽快な音。ソファーでラムコークを飲みながら、朝日が昇るまで過ごす・・・
いかにも若者らしい光景です。若い二人には、そんな時間が楽しかったんでしょーね。
だから振付も “彼女が彼との楽しい時間を思い浮かべている” ような印象にしたつもり。

そしてサビ。“彼と居られる時間が刻々と減ってゆく様子” を音の抑揚の中に感じます。
時を刻むようにコンスタントなテンポが流れていますよね。(英語が分からないから、
曲のニュアンスを感じるのは、歌詞じゃなくて、歌い方や演奏といった「音」ですね)。

ふふふ♪ わたくしの妄想的な振付裏話をお聞き下さって、有難うございました。

この振付、難しいですよ。技能がある程度高くないと情緒豊かに踊れません。例えば・・・

FDC仙台ダンススクール&仙台大衆舞踊団

サッと開いた腕を降ろす時には、余韻を残すように上半身を波打たせたい。その所要時間、
たった1カウント。ターンをしながら行うので、身体の芯が安定している事が前提です。

この時の音は「ン だぁ・・・」って印象です。「だぁ・・・」には余韻がありますね。
「だ」で腕を振り開き、「ぁ・・・」で上半身を波打たせます。音楽は心を表現したもの。
「音」にダンスをシンクロさせられれば、音楽に宿る「心」にもシンクロできますね。

ダンサーとは「音そのものになる人」。度々お伝えしている通りでございます。
振付を作る時も、踊る時も、音に絶対服従!?していますよ、ってお話でしたっ!

FDC仙台ダンススクール&仙台大衆舞踊団


◆モビールは、Rest Roomの中。
何ゆえ、そこに飾ったんでしょう?? 笑
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