2020/01/17

ズバリなヒト 想像の共有02

私の仕事は演出や振付、ダンサーを作り出す事。現実世界に無いものを生み出す為には、
まず、私の頭の中に完成図(強烈で緻密な設計図)が必要です。ただチマチマと細かい
だけではなく、チマチマが密集した結果、遠くから見たら大きな絵になっているって感じ。

この設計図の使い方。例えばダンスなら・・・頭にある明瞭な設計図と、お弟子さんの動きを
照合する→問題点があからさまに見える→あとは修正を重ねて、理想へ近づけるのみ。
これは演出や撮影でも同じですね。だから、頭の設計図がうまく出来たら、その段階で、
今回もイイ作品になるぞ♪なんて、早々ニヤけちゃう ・・・まだ制作へ入ってないのに 笑

FDC仙台ダンススクール&仙台大衆舞踊団
(↑インスタより。いつぞやの舞台シーン)

で、この設計図。私の頭の中だけに存在する段階でも、共有できるヒトが居るんですよ。
それは稀な事ではありますが、有り得ない事では無いと思っています。というのも・・・

世の中には「これは面白い!好き!」と言われているモノが沢山ありますよね。
それらが、みんなに愛される理由って何でしょう?

例えば、ブサカワな縫いぐるみを見て「この、ちょっとだけ離れた、つぶら過ぎる目が、
どこを見ているのか分からなくて、私のツボ♪ カワイイ♪」などとなったりする。
つまり、そこには、人を魅了するニュアンス(縫いぐるみに不釣合いなシュールさ)と、
それを作り出している要素(小さい目と、その距離 笑)が存在しているのですねぇ~。

このニュアンスと要素を押さえるのが得意な者同士は、実物を見ずとも、想像の中で
核心を共有できちゃう。
ここで登場するのが、昨日の記事のNAOMIさんです。

NAOMIさんと私は映像について、ズバリ!な共有ができます。SINOさんと私は、
演出やダンス、ポリシーがシンクロしますね~。もちろん、全ての事じゃないですよ。
何かの分野限定でしょう。これが良い!と感じる点(好み)がドンかぶりなんだろうね。
(皆様にも、そういう相手、おられるかもね?)

近い、じゃなくて、ズバリ!を共有できる人が居る理由・・・。センスや感性の世界って、
モヤッとしているようで、実はベストゾーンは、狙いを定められるほど小さい、と思う。
各分野に、それぞれのベストがあって、それはココ!という範囲におさまっている・・・
だから、ココ!を察知できる者同士は、ズバリ!と共有する事が可能である。どう?


◆どう?って何だよ。こっちに振るにゃよ。
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