2018/03/27

スゴイ学校 ~向山定演レポ2018②

向山吹部さんが定演で披露する 「ライオン・キング」。今年は計4回のレッスンでした。
2回目のレッスン冒頭、初回に演出した部分をやって見せてもらいましたらね・・・
うちの講師陣は 「もう、泣きそう」 との事(私も同感。演技内容を知ってるのにね!?)

彼らのお芝居って、“今、何を表現しているのか”、ほんとうに良く伝わります。
私が彼らに演出するのは、身振り、手振りによるパントマイムのお芝居。ですから、
セリフという言葉の力を借りれない分、伝えるという点では難しい面もあるのです。

シンバ君が、復習する姿を拝見しておりましたらね、ずっと、しゃべってるんですよ。
例えばね、ニコニコして走ってきて 「父さん!」 「わー、すごい!!」 みたいに。

彼は頭の中で、場面設定であるサバンナを見てますねー。地平線まで広がるサバンナ!
そして、彼は、シンバの気持ちを理解して、自分にリンクさせているんですよね。
いずれは自らが王となり治めていくであろう世界の広さに、彼は興奮しているのです。

向山吹部2018×FDC仙台ダンススクール


“お芝居って、そういうものでしょ?” と思ったアナタ! やってみてごらんなさい。
初芝居の人は大抵、こうなります。

ここでぇー舞台の真ん中まで走ってきてぇー、父さんを見たあと、左へ走っていく・・・。

そんな風に、しぐさを覚えて、単に動くだけになるんです。気持ちは入らない。
順番通りに動作をする事、とか、動作を大げさにする事、を優先しがちなんですよね。

芝居の動作は、何の為のものかっていうと、気持ちを表す為のもの、なワケです。
向山吹部さんの芝居が心を打つのは、しぐさに気持ちを宿せているから、なんだなー。
それが出来るって事は、すなわち、非常に想像力がある!って事なんだなー。

しかも、キャスト全員がそうだってゆう・・・
(@皿@)スゴイ学校!!

(衣装を準備する子たちも相当だよ。
 モヤッとしたニュアンスの指示で、
 調度イイものをご準備されるのさ。)


◆柔軟な発想、豊かな想像力・・・
これこそ “賢さ” だと思う。

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