2019/04/26

伊藤若冲とアバンギャルド

今週は、仙台大衆舞踊団2019のテーマ「アバンギャルド」について、お話しております。
アバンギャルド…前衛芸術って “何だか良さが分からない作品” に感じやすいですが、
でも、後世になって、多くの人に愛されるようになった前衛作品は、ごまんとあります。

ちょうど今年の頭ですか。NHKで「江戸あばんぎゃるど」なる番組がございましてね、
終戦直後に米国へ渡った “江戸の日本美術” について扱っていました。東京都美術館でも
江戸に生きた奇想画家の企画展を開催。今年はアバンギャルドが流行っております 笑
皆様も “伊藤若冲” の名をお聞きになった事、お有りじゃないかしら??

あばんぎゃるど

今でも斬新に感じますよね、この絵。ジャパン×スタイリッシュ。なんか、渋オシャレ。
現代でこそ、伊藤若冲は大人気ですが、長らく日本美術史では見向きもされなかったとか。
へんてこな絵、という扱いだったらしいですよ。 …まあ、分かる気がする。奇抜だもの。

後世になって熱狂的に支持される…。つまり若冲は、時代をずいぶん先取りしていた…。
まさに “前衛的=最先端へ切り込んでいた” んですね。

つまり、アバンギャルドって、必ずしも難解では無いのね。過去にゲテモノ扱いでも、
それが見慣れたり、受け入れられる世の中になったら、作品の良さが広まってゆく。
そして、そのうち、目新しい印象は消え、過去の一時代に流行った “懐かしの文化”
なるんでしょうね?? ファッション界は、特にそうなんじゃないの??コレとか。

FDC仙台ダンススクール&仙台大衆舞踊団
(↑昔は斬新だったけど、今や懐かしのオシャレ)

で、結局、思うのです…
私も創作活動をしておりますが、是が非でも前衛的でありたいとは思っていないので、
古い、新しい、は考えなくて良いなぁ。「大好き!」中心に作っていこぉ~♪と思う。


◆アバンギャルドを、にわか勉強した結果、
いつもの私の考えに落ち着いて終了です 笑
↓ ふ~ん、そう。のレッツ!プッシュ!!