2019/06/06

アフリカ系ナチュラル(1)

舞台スケジュールがタイトになるまでの8ヶ月間、技能強化クラスを開催しておりました。
で、先日、“リズムの取り方” をレクチャーするクラスが終了。

ストリートダンス系のリズム取り・・・。エンターテイメントの世界では、今や当たり前に
目にしますけど、でも、元来、日本人は、そっち系のリズムが習慣に無いんですよね。
小学校の音楽の授業で、ゴスペルなんて歌わないもんなー。キラキラ光るぅー♪とか、
めーだーかーの♪と歌っている限りは、欧米的なリズム取りは要らない。手拍子が似合う。

多くの日本人は不得意だ!としても、現代のダンサーにおいて、カッチョ良くリズムが
取れる事は必須
です。いつまでも不得意を放っておくワケにはいかないんだなぁー。

よって、強化クラスを開設。今回の目標は「リズム取りとは何か・・・ 初歩の初歩として、
身体の動かし方の理屈を知る」でした。振付じゃなくて、ひたすらリズムだけを練習。
リズムの特徴を頭に入れた上で、その特徴に沿って身体を動かす練習をしました。

FDC仙台ダンススクール&仙台大衆舞踊団
(↑インスタより。ストリートダンスだよ。)

ジャズダンスは、バレエの要素が入っているので、上下左右に身体を引っ張りながら
動かします。一方、ストリート系のダンス(アフリカ系のダンス)は引っ張りません。
引っ張らないので、全身がたわんだ感じ(膝や背骨や首がピンッ!と伸びる事は無い)。

そして、バレエ系のダンスは “敢えて狙ったラインを作る” 踊り方をしますが、
アフリカ系ダンスは “敢えて作る事はしない、自由に任せる” 踊り方をするんですねー。
例えば、バレエは、故意に腕を正しい位置へ持っていく。一方、アフリカ系のダンスは、
ボディを動かしたら、自然に腕も動いちゃった、みたいなスタンスなんですよね。

自然でいいの?
じゃあ、簡単じゃん??


そうは行かないのです 笑


◆明日は続きでつ。
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