2021/01/29

免震構造ダンス!?

以前、当ブログでお話した “膝無し” の件。
膝は地を踏みしめるほうに加担せずに、軽やかに持ち上げましょう・・・って話でした。

図解07

人体は不思議なもので、膝も含めて、脚の先端方向へ力を込めすぎると、腕の先のほう
(前腕)とか、首周りなど、身体の先端が力んでしまうのですよね。ダンスも硬くなる。

で・・・、膝無し生活を始めたSINOさん。日頃、一日の終わりに感じていた全身倦怠感や、
度々発生する頭痛がすっかり消えたそうです。「今日も頭、痛いな~、とか言ってたけど、
自分でやってた。自分で生み出してた。笑」とのご感想。以前よりも首が長くなった感じ
もするそうです。加えて「もっと、私の首、長くなれそうなんですよね~」との事。
さすが察しが良い! 私から見ても、貴女様の首は更に長く使える余地有りと拝察します。

FDC仙台ダンススクール&仙台大衆舞踊団

先日の基礎トレで・・・ SINOの脚さばきが、「あれ?今日、急に美しい」と思いました。
筋肉の使い方がイイ所に入った!?ようです。本人に伝えたんですよ「今日の脚!綺麗に
いったね。チクショー、もぉ~またSINOの脚が長くなったぜって思っちゃったん♪」。

これに対して、彼女はね・・・「そう!そこ。今日は、いつもと違う(筋肉の)使い方に
してみたんです。これでイイのかな~って、先生に聞こうと思ってたら、先生のほうから
綺麗って言われたんで、“イイんだ、うん、これでイイんだ” ってなりました」ですって。

つまり、技術とは、モヤッとした世界のようで、実は共有できる明確な世界なのです。
今、彼女と私の話題は「重心」について。私が踊る時の感覚は、お腹に球?ポイント?が
あって、それを使って、全身を操っている感じです。・・・って、分からんですよね 笑。
以下、ムリヤリ例えてみるので、聞き流して下さい 笑。

地震対策には、構造体自体を沢山の柱でガッチリ固めて強くする耐震と、地面の揺れを
逃がす機能を設け、構造体へ揺れを与えない免震がありますね。身体を安定させる時も、
耐震構造のように全身を強く固定する方法と、免震構造のように身体の一部で重力の影響
を打ち消して、ほぼ全身を自由に保つ方法があります。前者は力むので、動きが硬くなり、
パワーも消耗しますが、後者は“表現の為”に身体を使う事ができます。私は後者です 笑


◆We Are The ダンスおたくワールド。
↓ やれやれ。レッツ!プッシュ!!