真夏の武道場② やっぱり、ハグだろう
ちょっと別の話から入りますが、ロンドン・オリンピックの女子レスリング、浜口京子
選手。初戦敗退で何とも残念でしたね。私は彼女が落ち込み過ぎるのではないかと、
非常に心配になってしまったのですが、ある場面を見て安堵しました。
試合後、京子選手が現れるまでの間、父のアニマルさんは 「やっぱり、ハグだろう」
と何度かおっしゃっていましてね。それを興奮冷めやらぬお母様にたしなめられて
いました・・・ 「もう、ハグだなんて。こんなんじゃ、おさまらないよ」 といった調子に。
そこへ、京子選手が現れました。彼女の心の中はきっと 「ごめんね」 という気持ちで
いっぱいだったと思います。苦労をかけたご両親の為にもメダルがほしいと、
試合前の取材の折、涙目で告白されていたぐらいですからね。 この計り知れない
心痛の中にある京子選手を、父・アニマルさんが一瞬にして笑顔に変えます。
「きょーこー、ハグしよーーー!!」
報道陣に囲まれ、そんな雰囲気では無い時に飛び出したアニマルさんのデカイ声
・・・ 一同がコケッとなったというか、場が明るくなりました。京子選手も笑いながら、
大粒の涙をボロボロと落としておられましたね。アニマルさん、見事な1本勝ち!!
お母様も含めて、家族3人がダンゴになっている姿を見て、「ああ、ここのお家は、
こうやって、家族で癒しあえるんだな~」 と安堵した次第です。
実はですね、私も感極まると “ハグをしたい派” なんですよ。アニマルさんの
一件で、やはりハグは素晴らしい、などと気分を良くしていた所にですね、絶好の
チャンスが訪れました。向山吹奏楽部の3年生さんが、いよいよ部活卒業という
事で、私へのメッセージがぎっちり書かれた色紙を下さったんですね~。
目頭が熱くなり、もうこれは 「やっぱり、ハグだろう」 とあいなりました。

(↑↑「もう!みんな、ハグだ!!」 と叫びながら、こちらの学生さんたちへ
突っ込んでゆきました。ここに 「アニマル木村」 誕生(笑)
私は思いましたね。世の中の多くの仕事がそうであるように、私の仕事も形には
残りません。舞台をご覧下さったお客様の記憶に、少しでも長く留まれば嬉しいの
ですが、それもなかなか難しい。誰が一番、私の仕事の記憶を留めて下さるか、
というと、出演者に当たる皆様ですね。誰かの大切な思い出の中の1つとして
存在できる事、誰かの思い出をより楽しいものに出来る事・・・
それが 私の働く甲斐 というものなのでしょう。光栄過ぎます。
選手。初戦敗退で何とも残念でしたね。私は彼女が落ち込み過ぎるのではないかと、
非常に心配になってしまったのですが、ある場面を見て安堵しました。
試合後、京子選手が現れるまでの間、父のアニマルさんは 「やっぱり、ハグだろう」
と何度かおっしゃっていましてね。それを興奮冷めやらぬお母様にたしなめられて
いました・・・ 「もう、ハグだなんて。こんなんじゃ、おさまらないよ」 といった調子に。
そこへ、京子選手が現れました。彼女の心の中はきっと 「ごめんね」 という気持ちで
いっぱいだったと思います。苦労をかけたご両親の為にもメダルがほしいと、
試合前の取材の折、涙目で告白されていたぐらいですからね。 この計り知れない
心痛の中にある京子選手を、父・アニマルさんが一瞬にして笑顔に変えます。
「きょーこー、ハグしよーーー!!」
報道陣に囲まれ、そんな雰囲気では無い時に飛び出したアニマルさんのデカイ声
・・・ 一同がコケッとなったというか、場が明るくなりました。京子選手も笑いながら、
大粒の涙をボロボロと落としておられましたね。アニマルさん、見事な1本勝ち!!
お母様も含めて、家族3人がダンゴになっている姿を見て、「ああ、ここのお家は、
こうやって、家族で癒しあえるんだな~」 と安堵した次第です。
実はですね、私も感極まると “ハグをしたい派” なんですよ。アニマルさんの
一件で、やはりハグは素晴らしい、などと気分を良くしていた所にですね、絶好の
チャンスが訪れました。向山吹奏楽部の3年生さんが、いよいよ部活卒業という
事で、私へのメッセージがぎっちり書かれた色紙を下さったんですね~。
目頭が熱くなり、もうこれは 「やっぱり、ハグだろう」 とあいなりました。

(↑↑「もう!みんな、ハグだ!!」 と叫びながら、こちらの学生さんたちへ
突っ込んでゆきました。ここに 「アニマル木村」 誕生(笑)
私は思いましたね。世の中の多くの仕事がそうであるように、私の仕事も形には
残りません。舞台をご覧下さったお客様の記憶に、少しでも長く留まれば嬉しいの
ですが、それもなかなか難しい。誰が一番、私の仕事の記憶を留めて下さるか、
というと、出演者に当たる皆様ですね。誰かの大切な思い出の中の1つとして
存在できる事、誰かの思い出をより楽しいものに出来る事・・・
それが 私の働く甲斐 というものなのでしょう。光栄過ぎます。