2012/10/29

ヒゲーニョとミポポの反省会(1)

大きな舞台が終わると、私と同僚のMIHOは必ず反省会を行う。 彼女は今年、
2ヶ月ほどダンスを休んでいた。ゆえに、久々に稽古場へ戻った時、“外から目線”
で様々な気付きがあったと言う。彼女が盛んに訴えたのは 「木村さん、優しすぎ
ます。みんなに遠慮してますか?」。 はて? 確かに相手がノックアウトしないよう
言葉を選んで指導しているが、そんなにリキまれるほどの配慮はしていない。
 
 笑顔のミポポ
 (↑↑写真中央:今年の舞台では、受付係りのリーダーだったMIHO)
 
でも彼女は 「故障者が出たら毎週のように治療をしてあげますし、時間外の指導や
舞台の裏方仕事まで全てこなして下さって・・・ そんなにして下さる事なんて、
世の中、有り得ません。そこまで出演者のために環境を整えて下さるのに、みんな、
もっと感謝すべきです」 と鼻息を荒くする。 よくよく説明を聞くと、本番中の出演者
たちは、練習と大層な隔たりで 「立派だった」 と。練習の時から、あのように気合を
入れられぬものか、という事であった。なるほど。
 
 仙台のダンサーズ
 
初級ダンサーさんは必死に練習されるのですが、中級以上になると少々気持ちに
余裕ができ、初心のようなストイックさが薄まります。意識すれば直せる事を何ヶ月
も注意され続けたり、練習で本番のような気迫を出す事が稀であったり。。。
MIHOは 「多大な配慮に見合った恩を返されなくても腹が立たないのか!?
木村さんは優しすぎる 」 と言っていたのですね~。
 
あたくし、良い舞台を作る為に何でもやりますが、それが結果的に出演者の為に
なっているだけなので、そう言えば、感謝してくれと思った事が無い。そんな私に
対して、MIHOは 「やっぱりそうだ」 と言い、具体例を沢山上げました。 「例えば、
○○の件にしたって、あれはまず “有難うございます” です」 などと教えられ、
あはは、そうね、私、お礼言われてないわ~、って笑いが止まりませんでした。
 
一方、帰宅してこの話を妹のヒゲニョスにしましたら 「褒められたい思いがあると、
上に行けば行くほどジレンマが起こるから大変だよ。お姉ちゃん、気付かないなら、
気付かないくらいがイイんじゃない??」 との事。 これもまたウケましたわ~。
 
 コワモテ・ヒゲーニョ
 
MIHOから気付かされた後も、私には一緒に歩んでくれる仲間への感謝しかない。
何事にも熱心なメンバーもおり、やっぱり有り難いとしか思わないんだね~。
 
とは言え、長く同じ環境に居る為か、油断が出てきていると感じる。ダンサーたち
には先日、(私というよりは)舞台開催を可能にして下さっているお客様や支援者さん
に対して、もっと敏感に感謝して、ユルい舞台活動を改めるようお願いしました。
 
 
温かい舞台は、温かい人間から生まれる。 そうだろー、みんなー!!
↓ご同意下さる皆様、レッツ!プッシュ!!願います。