2012/12/12

実るほど頭を垂れる稲穂かな

『実るほど頭を垂れる稲穂かな』
 
稲が身を熟するほど穂が垂れ下がるように、
人間も学問や徳が深まるにつれ謙虚になる・・・ という意味のこの言葉。
 
ダンス道 においても同じであろう。私の場合、色々な事を知るに従って、
自分の至らなさも分かってしまい、もはや尊大な気分なんて起こらん(沈)。
 
舞台演出を担当する私は、ある程度のレベル、舞台歴のダンサーに対して、良い
ポジションを任せる事にしている。例えば 「センターで踊ってもらう」 というような
場合だ。これは 「アナタじゃないとダメだから」 と思って抜てきしているのではない。
成長の機会を設けているのである。それをよく理解して、ひたすら研究を重ね、
ダンスが毎回改善されていく者もあれば、恐縮の極みで自分の殻を破り切れずに
終わる者、浮き足立ってしまい、ノリは最高だが成長に至らない者・・・それぞれだ。
 
私はここに、そのダンサーの 「その時の気持ちの持ちよう」 が如実に現れると
思う。チャンスを正しく活かせる心の技量が整っているか、何どきも真摯な心を
維持できるかどうか、それらが見て取れるのである。
 
     稲穂ダンサー
 
私は、舞台活動が長いダンサーには、己に厳しくあれ、と願う。それは、ダンスの
事だけでなく、舞台活動全てにおいてだ。ダンスの道に敬意を払えば、ベストな
行動が分かると思われる。例えば、新人だった頃に守れていたルールを度々
損じる、などという油断が現れたら・・・ 「w("`皿´)w オシオキだべ~!!」
 
先輩が示すべき態度とは、どんなものであろうか。後輩たちの前で見せては
ならない姿を見せちゃうってのはさ、自覚がないワケで・・・
また新人さんと同じ所からやり直して頂く他無い。  プンプン三3
 
先生、こまかい、とか、厳しい、とフテくされてもダメだぞ。舞台活動において、
君たちは私のお客じゃない。私とアナタたちは同じ立場・・・ 観覧されるお客様
をおもてなしするホストなのだ。 よって、先生でも無ければ受講生でもねー、
おツボネとして言わせてもらおう(笑)
 
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◆当記事は2ヶ月前に書きましたが、もう口頭でお説教し終わったのでお蔵入り
にしようと思っておりました。が、例のおみくじ♪に 「目上の人を敬い、目下の人
を愛せ」 のアドバイスが出ましてね。私の懸念と合致しましたから、この説教記事
も公開して、中堅所の仲間たちと肝に銘じようと思った次第です。 
 
「説教しても、君たちを宝だと思ってるよ、アタシは。」
↓メゲずにレッツ!プッシュ!!しましょ。